行き変はる(読み)ユキカワル

デジタル大辞泉 「行き変はる」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐かわ・る〔‐かはる〕【行き変はる】

[動ラ四]物が時がたって改まる。年月が移り変わる。
「年の内―・る時々の花紅葉」〈・薄雲〉

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精選版 日本国語大辞典 「行き変はる」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐かわ・る‥かはる【行変】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 進んで行って、他のものと変わる。物が時を経過して改まる。年月などが移り変わる。
    1. [初出の実例]「玉の緒のうつし心や年月の行易(ゆきかはる)まで妹に逢はざらむ」(出典万葉集(8C後)一一・二七九二)
    2. 「年の内ゆきかはる時々の花、紅葉、空のけしきにつけても、心のゆく事も、し侍りにしがな」(出典:源氏物語(1001‐14頃)薄雲)

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