行旅死亡人(読み)コウリョシボウニン

精選版 日本国語大辞典 「行旅死亡人」の意味・読み・例文・類語

こうりょ‐しぼうにんカウリョシバウニン【行旅死亡人】

  1. 〘 名詞 〙 旅の途中、死亡して引取人のないもの。いきだおれ。
    1. [初出の実例]「神戸三界に彷徨ひて行旅死亡人となり」(出典:日本‐明治二五年(1892)一〇月一八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の行旅死亡人の言及

【行倒れ】より

…要するに,本仏とは異なった供養の仕方をするのが一般的である。【北見 俊夫】
[法律]
 いわゆる行倒れ(人)に関する法律としては,1899年公布の〈行旅病人及行旅死亡人取扱法〉がある。本法は,当時,全国的な窮民層の存在とその流動にともなう行倒れ人の増加が深刻な問題となっていたため,その救済を図ることを目的として制定されたが,今日においてもその役割は終わっていない。…

※「行旅死亡人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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