街の女マギー(読み)まちのおんなマギー(その他表記)Maggie: A Girl of the Streets

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「街の女マギー」の意味・わかりやすい解説

街の女マギー
まちのおんなマギー
Maggie: A Girl of the Streets

アメリカの小説家スティーブン・クレーン処女作。 1893年匿名で自費出版,96年多少の改訂を経て実名出版ニューヨークスラムの悪環境に押しつぶされ,売春婦に身を落して自殺する女性を描いた自然主義小説。

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世界大百科事典(旧版)内の街の女マギーの言及

【クレーン】より

…大学を中退してニューヨークに出,新聞記事を書きながら創作に従事した。在学中に書き始めた《街の女マギー》は,ニューヨークの貧民街に住む少女の過酷な運命を描いたもので,アメリカ最初のすぐれた自然主義小説といわれるが,出版社が忌避し,1893年自費出版する(改訂版1896)。W.D.ハウエルズ,H.ガーランドに認められたもののほとんど売れず,生活は困窮した。…

※「街の女マギー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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