衣の領(読み)コロモノクビ

デジタル大辞泉 「衣の領」の意味・読み・例文・類語

ころも‐の‐くび【衣の領】

着物の襟。
「―より針を抜き出で、箱に入れて御弟子みでしに還し奉る」〈今昔・四・二五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「衣の領」の意味・読み・例文・類語

ころも【衣】 の 領(くび)

着物のえり。特に、着物をかき合わせる部分
古事記(712)中「懐より劔を出し、熊曾(くまそ)衣衿(ころものくび)を取りて、以劔(たちも)て其の胸より刺し通したまひし時」

きぬ【衣】 の 領(くび)

着物のえり。
書紀(720)天武元年六月(北野本訓)「便ち其の襟(キヌノクヒ)を取りて引き堕して射て一箭を中つ」

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