衣の領(読み)コロモノクビ

デジタル大辞泉 「衣の領」の意味・読み・例文・類語

ころも‐の‐くび【衣の領】

着物の襟。
「―より針を抜き出で、箱に入れて御弟子みでしに還し奉る」〈今昔・四・二五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出 タチ

精選版 日本国語大辞典 「衣の領」の意味・読み・例文・類語

ころも【衣】 の 領(くび)

  1. 着物のえり。特に、着物をかき合わせる部分
    1. [初出の実例]「懐より劔を出し、熊曾(くまそ)衣衿(ころものくび)を取りて、以劔(たちも)て其の胸より刺し通したまひし時」(出典古事記(712)中)

きぬ【衣】 の 領(くび)

  1. 着物のえり。
    1. [初出の実例]「便ち其の襟(キヌノクヒ)を取りて引き堕して射て一箭を中つ」(出典:日本書紀(720)天武元年六月(北野本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む