衣を振る(読み)ころもをふる

精選版 日本国語大辞典 「衣を振る」の意味・読み・例文・類語

ころも【衣】 を 振(ふ)

  1. ( 中国戦国時代、楚の屈原が追放されて江畔をさまよっていたとき、漁師とかわしたことばとして「楚辞漁父」に見える「新沐者必弾冠、新浴者必振衣」による ) 世俗の塵をはらい、志を高尚にする。また、官を辞して野に下る。
    1. [初出の実例]「おもへども壮年いまだころもを振はず。はつ雪のことしも袴きてかへる〈野水〉」(出典:俳諧・冬の日(1685))
    2. [その他の文献]〔左思‐詠史八首詩・其五〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android