20世紀日本人名事典 「衣笠静夫」の解説
衣笠 静夫
キヌガサ シズオ
昭和期の広告人 丸見屋商店副社長;全日本広告連盟理事長。
- 生年
- 明治28(1895)年12月3日
- 没年
- 昭和37(1962)年2月24日
- 出生地
- 兵庫県竜野市
- 学歴〔年〕
- 京都工芸学校図案科〔大正6年〕卒
- 経歴
- 大正6年丸見屋商店に入り、宣伝、企画、営業各部長を経て昭和35年副社長就任。広告人として業績をあげ、なかでもミツワ石鹼の広告はユニークな作。日本油脂工業会理事、日本化粧品工業界理事としても活躍。全日本広告連盟理事長、日本広告主協会理事、全日本広告協議会幹事長なども務め、広告業界の強力な推進者だった。彼の功労を賛え、業績を記念するため衣笠賞が設けられ、全広連が毎年広告功労者に贈呈している。彼の膨大な詩集コレクシンは早稲田大学図書館に寄贈され「衣笠詩文庫」となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報