表具屋(読み)ひょうぐや

精選版 日本国語大辞典 「表具屋」の意味・読み・例文・類語

ひょうぐ‐や ヘウグ‥【表具屋】

〘名〙 表具を業とする家。また、その人。
仮名草子浮世物語(1665頃)三「今は昔、御出入を申す表具やのありしが」

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世界大百科事典(旧版)内の表具屋の言及

【経師屋】より

…こうして中世には,経巻などの巻子本(かんすぼん)の表装を業とする専門職人になっていた。一方,中世中期のころには表褙師(ひようほえし)(表補絵師とも)と呼ばれる掛物の表具職人が成立し,やがてこれが表具師,表具屋と呼ばれるようになる。こうして経師屋は巻物,表具師は掛物と,同じ軸物ながら縦のものと横のものとで仕事が分かれていた。…

※「表具屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」