袖師ヶ浦(読み)そでしがうら

日本歴史地名大系 「袖師ヶ浦」の解説

袖師ヶ浦
そでしがうら

庵原川河口部にあったと思われる浦。「後拾遺集」の藤原国房の歌に「からころもそでしのうらのうつせがひむなしきこひにとしのへぬらん」とある。ただし尭孝法印の「覧富士記」永享四年(一四三二)一〇月二〇日条に「袖しの浦は出雲国とこそきゝ侍しに此うらハに同名侍りけり」としているので、国房は出雲国の袖師浦を詠んだのかもしれない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android