袖振り合うも多少の縁(読み)ソデフリアウモタショウノエン

とっさの日本語便利帳 「袖振り合うも多少の縁」の解説

×袖振り合うも多少の縁

○袖振り合うも多生の縁
多少」ではなく「多生(俗に「他生」とも)」で、「袖振り合うも多生の縁」が正しい。「多生」は仏教語で「前世」の意味。袖が触れ合うようなちょっとした出会いも、前世からの因縁によって起きるという意。「多少」では、「ちょっとした(少しの・少々の)縁」ということになる。なお「他生」も仏教語で、前世と来世の意。「袖摺り合うも多生の縁」とも。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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