被掛(読み)かぶせかける

精選版 日本国語大辞典 「被掛」の意味・読み・例文・類語

かぶせ‐か・ける【被掛】

〘他カ下一〙 (かぶせる行為を他へ仕掛ける意)
① 男が女を強引に犯す。また、女の方から積極的に男へいどみかける。
浮世草子・枕童児抜差万遍玉茎(1751‐64頃)三「異見するものにもかぶせかけての報謝ぼぼ」
言葉や行為を次々と相手に向かってしかける。
かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉「俊雄の耳へあのね尽しの電話呼鈴(よびりん)聞えませぬかと被(カブ)せかけるを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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