補強コンクリートブロック造(読み)ホキョウコンクリートブロックヅクリ

リフォーム用語集 の解説

補強コンクリートブロック造

空洞コンクリートブロックを鉄筋で補強して耐力壁をつくり、壁頂部を鉄筋コンクリート造の梁でつなぎ一体化した形式構造。簡易的な建物に用いられる場合が多い。ブロック塀は高さ2.2m以下で一定間隔で控え壁を設けることが建築基準法で定められている。

出典 リフォーム ホームプロリフォーム用語集について 情報

世界大百科事典(旧版)内の補強コンクリートブロック造の言及

【建築構造】より

…架構式構造の用途はきわめて広く,小規模の住宅から大規模の高層建築,体育館などの大スパン構造のものまであらゆる建築に用いられる。(2)組積式構造 比較的小単位の部材を積み重ねて建物を構成する方法で,石造,煉瓦造,補強コンクリートブロック造などがこれに属する。校倉(あぜくら)式の木造も組積式構造である。…

【住宅】より

…壁構造の典型である煉瓦造や石造などの組積造は地震に弱く日本では一般的でないが,部材が小さく,運搬,施工は容易である。補強コンクリートブロック造は,この利点を生かし,工場生産されたコンクリートブロックを鉄筋とコンクリートで補強したものである。なお近年では,専門労務者や技術者の減少を背景に,工場生産の比重を大きくし,品質の向上,コストダウン,工期の短縮を意図したプレハブ住宅が発展しており,その構造は各種多様である。…

【ブロック造建築】より

…一般にブロック造建築といわれているものは,正確には補強コンクリートブロック造建築,あるいは型枠コンクリートブロック造建築のことで,いずれも工場生産されたコンクリートブロックを現場で積み上げて造る建築である。補強コンクリートブロック造建築とは,空洞をもつコンクリートブロックに鉄筋を挿入して補強しながら積み上げ,コンクリートブロックと鉄筋が一体となって壁体を構成するもので,型枠コンクリートブロック造建築は,H,L,Z,T型などのコンクリートブロックを組み合わせて型枠とし,中空部に鉄筋を配置しコンクリートを打ち込むものであり,量的には前者の形式が大半を占めている(図)。…

※「補強コンクリートブロック造」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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