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耐力壁 たいりょくかべbearing wall

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

耐力壁
たいりょくかべ
bearing wall

それ自体が十分な強さと剛性を有していて,構造物の自重や積載荷重などの鉛直荷重,土圧,水圧などの面外水平荷重,あるいは地震力,風荷重などによる面内水平荷重などに耐える。特に,地震力などによる面内剪断力に抵抗させることを目的とする場合が多く,この場合には耐震壁という。

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デジタル大辞泉の解説

たいりょく‐へき【耐力壁】

建物の荷重と水平力の地震力・風圧とに耐える、構造的に重要な壁体。間仕切り壁のような構造的耐力のない壁に対していう。たいりょくかべ。

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リフォーム用語集の解説

耐力壁

主体構造の一つとして、建物の自重(じじゅう)を支え、地震力や風圧力などの水平力に抵抗させる目的でつくられた壁。特に地震力のみに抵抗させるものを耐震壁という。耐力壁は構造上重要な要素で、他の間仕切壁とは区別され、リフォームの際でも撤去できない壁である。

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大辞林 第三版の解説

たいりょくへき【耐力壁】

建築物の主体構造として、荷重や外力に対して有効にはたらく壁。間仕切り壁などの非耐力壁に対していう。たいりょくかべ。

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

たいりょくへき【耐力壁】

建物の自重などの鉛直荷重および地震や風などによる水平荷重に抵抗できる壁。間仕切り壁のような荷重に対する耐力のない壁に対していう。◇「たいりょくかべ」ともいう。

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世界大百科事典内の耐力壁の言及

【カーテンウォール】より

…建物の外壁を組積造のような構造体でなく,空間を仕切る建具として用いるとき,この壁をカーテンウォールという。建物の受ける力を負担しないので非耐力壁あるいは帳壁(ちようへき)とも呼ばれ,これに対して構造体としての外壁は耐力壁(ベアリングウォールbearing wall)という。鉄骨造,鉄筋コンクリート造,高層建築の発達に伴って,構造体としての外壁に代わって柱,梁(はり)に建物の荷重を負担させるようになり,大きな窓(開口部)を設けることを可能にした。…

【壁】より

…こうした壁の種類としては,このほかに録音スタジオの周囲などに使われる壁で,二重壁などにして遮音性を高めた防音壁(遮音壁),音楽ホールなどで反響を防ぐために設けられる凹凸などを有する吸音壁,冷凍室の周囲など外部の温熱環境を遮断する目的で,断熱材を豊富に用いた防熱壁や防寒壁,高い防水性を要求される地下室などに用いられる防水壁(外周壁は原則としてすべて防水性が要求されるが,これは除く),間仕切壁などで収納の機能を一体としてもっている収納壁,レントゲン室など放射線を扱う室の周囲に放射線の遮断を目的に設けられる放射線シールド壁,太陽熱などを時間をおいてとり出すための熱容量の大きい蓄熱壁,ガラスブロックのように光は通すが,他のほとんどの因子は遮断する採光壁などがある。
[耐力壁と非耐力壁]
 以上述べたような機能をもった壁のほか,建物を支えるという機能を最優先する壁があり,これを耐力壁あるいはベアリングウォールbearing wallと呼ぶ。耐震壁は風や地震など水平方向の力に対してとくに強い抵抗要素をもった耐力壁である。…

【壁構造】より

…建物の自重(設備装置の重量,家具,人間などの重量を含む)や地震,風によって加わる外力を,柱や梁(はり)を用いず壁体のみによって支える構造。このように力を支える役割をする壁は耐力壁bearing wallと呼ばれる。壁構造で建てられるものの多くは壁式鉄筋コンクリート造か補強コンクリートブロック造であるが,組積造(石造,煉瓦造,コンクリートブロック造)とパネル式プレハブ建築の多くもこの構造であり,また木造の枠組壁工法も木製枠組を用いてはいるが,力学的には壁構造と考えられる。…

【超高層建築】より


[現代超高層建築の成熟期]
 1960年代後半に入ると,超高層建築は,その用途構成や構造形式,表現方法などにおいて内容の多様化時代をむかえることになる。すなわち,用途においてはそれまでの単一機能から,いくつかの異なった用途を組み合わせた複合建築に,構法的には鉄骨構造だけでなく,鉄筋コンクリート構造までも採用され,構造形式としては,水平力の大部分をコアに負担させる考え方から,外周部の柱やブレース(斜材)にも負担させるベアリングウォール(耐力壁)形式や,水平力による建物全体の曲げ変形に対抗する各種のチューブ構造が可能となってきた。その結果,これらさまざまな構造形式を建物形態の表現手段として用いた超高層建築が登場した。…

※「耐力壁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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