複合エネルギー時代(読み)ふくごうエネルギーじだい(英語表記)multiple energy era

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「複合エネルギー時代」の意味・わかりやすい解説

複合エネルギー時代
ふくごうエネルギーじだい
multiple energy era

各種エネルギーの特質を生かし,需要家の多様化ニーズの高度化に適合する多様なエネルギー供給システムを形成していく時代のこと。資源エネルギー庁の「21世紀エネルギー・ビジョン」 (1986年 11月) の中で打ち出された。快適さへの要求の高度化とともに,電力に対しては電圧周波数の多様化,また熱に対しては温度や供給量に対する要求が多様化してくることが予想される。エネルギー政策目標としては,これらのニーズの適合性に加え,セキュリティ確保,コスト低減があげられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android