襟裳海山(読み)えりもかいざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「襟裳海山」の意味・わかりやすい解説

襟裳海山
えりもかいざん

北海道襟裳岬の南東方沖合いにある海山。だいたいの位置東経 145°,北緯 41°。千島-カムチャツカ海溝と日本海溝境界に位置し,頂上部の水深は 3765m。

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世界大百科事典(旧版)内の襟裳海山の言及

【ギヨー】より

…海底火山が活動終了後に沈下する原因は,海洋プレート自体の沈降もあるが,山体そのものの沈下も考えられている。日本付近では襟裳(えりも)海山,鹿島第一海山などがギヨーで,山頂から白亜紀の貝化石や有孔虫化石が採取されており有名である。【佐藤 任弘】。…

【千島・カムチャツカ海溝】より

…カムチャツカ半島の東側斜面がアレウト列島西端のコマンドル諸島と接する付近から北海道襟裳(えりも)岬沖の襟裳海山まで,千島列島に平行に連なる海溝。海溝軸の深さは南西ほど深くなる傾向がある。…

【日本海溝】より

…東北日本の東側に沿って,三陸・常磐海岸の約200km沖を海岸にほぼ平行に南北に走る海溝。北は北海道襟裳(えりも)岬南東沖の襟裳海山で千島・カムチャツカ海溝と区切られ,南は犬吠埼東方の第一鹿島海山で伊豆・小笠原海溝とつながる。全長は約800kmである。…

※「襟裳海山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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