襲津彦真弓(読み)ソツヒコマユミ

デジタル大辞泉 「襲津彦真弓」の意味・読み・例文・類語

そつひこ‐まゆみ【襲津×彦真弓】

葛城かつらきの襲津彦が用いたという強い弓。
葛城の―荒木にも頼めや君が我が名告りけむ」〈・二六三九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「襲津彦真弓」の意味・読み・例文・類語

そつひこ‐まゆみ【襲津彦真弓】

〘名〙 (「そつひこ」は武内宿禰の子で弓矢にすぐれた葛城(かつらきの)襲津彦のこと) 強弓のことをいう。
万葉(8C後)一一・二六三九「葛木(かづらき)の其津彦真弓(そつびこまゆみ)あらきにも頼めや君が我が名告(の)りけむ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android