日本歴史地名大系 「西之坊」の解説 西之坊にしのぼう 岡山県:川上郡成羽町成羽村西之坊[現在地名]成羽町成羽 古町放光山と号し、真言宗大覚寺派、もと捧沢(ぼうたく)寺(現小田郡矢掛町)末。安養密院常楽(じようらく)寺とも号する。本尊は阿弥陀如来、両脇侍に観音・勢至がある。開創は不明であるが、当寺に対し付近に東遊山東之坊が存在したという伝承がある。寺伝によると天文二年(一五三三)三村家親が当地へ進出、居館のお茶屋築造の際、当寺に本陣を置いたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報