西二階町(読み)にしにかいまち

日本歴史地名大系 「西二階町」の解説

西二階町
にしにかいまち

[現在地名]姫路市西二階町

姫路城南の外曲輪に位置する町人町ほん町の南にある東西の町筋。慶長六年(一六〇一)の町割で成立。同一七年の二階町検地帳写(大久保家蔵那波文書)に当町は「西」「にし」と記され、家数三一、合計銀一貫四〇目七分八厘、うち二四九匁七分七厘(二割四分免)を引いた地子銀七九一匁。寛永一九年(一六四二)兵衛なるものが、西二階町北側の表地口三間余の屋敷を丁銀二〇〇目で、なはや(那波屋)六郎左衛門に売渡した西二階町家屋敷売買証文(同文書)があり、慶安二年―寛文七年(一六四九―六七)の侍屋敷新絵図にも町名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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