西呉服町(読み)にしごふくまち

日本歴史地名大系 「西呉服町」の解説

西呉服町
にしごふくまち

[現在地名]姫路市白銀町しろがねまち立町たてまち

姫路城南の外曲輪に位置する町人町西二階にしにかい町の南に東西に延びる町筋。呉服屋があったので町名が付いた。慶長六年(一六〇一)の町割で成立。寛永八年(一六三一)の那波宗顕譲状(前川家蔵那波文書)に「西ママふく丁 かミや」とみえる。紙屋が多くなったのか、慶安二年―寛文七年(一六四九―六七)の侍屋敷新絵図には西紙屋町とあるが、寛文七年―天和二年(一六六七―八二)の姫路城下図以降は西呉服町と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android