西城川(読み)さいじようがわ

日本歴史地名大系 「西城川」の解説

西城川
さいじようがわ

江(ごう)の川水系の一つで、比婆郡西城町から流れ出て三次市の中央で馬洗(ばせん)川へ合流する。延長六四・五キロ。近世には三次地方では門田(もんでん)川(もんで川とも)・上里(あがり)川ともよんだ。「芸藩通志」が門田川として「西城川ともよぶ(中略)恵蘇郡門田村より始めて舟運すべき故に、門田川とよぶ」と記すように現庄原市門田(もんで)町と三次の間に川船水運が開かれていた。

「万覚書」(「庄原市史」所収)元禄一三年(一七〇〇)の項に「三次より門田村へ之船ハ(中略)四十年程已前ニ川掘候て舟上下仕候、然るに、川事ノ外六ケ敷洪水ニ埋リ申ニ付止申候、其後是も御公儀船に成申」していたが、この年「松浪勘十郎殿御支置被成、拾五艘の舟三次五日市役人共へ被遣候」とあり、その起源が知れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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