西岩倉町
にしいわくらまち
[現在地名]倉吉市西岩倉町
江戸期の町人町。東の東岩倉町から西に延びる通りの両側町で、南は玉川を挟んで武家屋敷地(のちの瀬崎町)、西は越中町、北を鉢屋川が限る。寛延(一七四八―五一)頃の倉吉絵図(県立博物館蔵)に町名がみえ、竈数五四、間数一二九間余、越中町との間に上の広小路が描かれる。天保五年(一八三四)の久原・山口両番所出入荷物改帳控(小谷家文書)によると、同年の当町の出荷は藤屋惣兵衛の紫蕨二一個(一〇貫を一個とする)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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