西崎村
にしざきむら
[現在地名]大垣市西崎町
水門川右岸の平坦地、大垣輪中の中央に位置する。北は室村、東は大垣城下に接する。初め牛屋村といわれ、「新撰美濃志」に大垣城は「もと牛屋村の地にて本丸等の構へ狭かりし故、(中略)大柵を附廻し郭を広くしたりし故大垣の城と名づけし」とある。承応三年(一六五四)西崎村と改称(座右秘鑑)。正中三年(一三二六)三月日の石包名等所当算用状(筒井寛聖氏所蔵文書)に「牛屋坊敷二貫九百文」とみえ、牛屋坊は当村にあった遮那院に比定される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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