日本歴史地名大系 「西御坊町」の解説 西御坊町にしごぼうまち 石川県:金沢市金沢城下第六連区西御坊町[現在地名]金沢市安江町(やすえちよう)・笠市町(かさいちまち)・瓢箪町(ひようたんまち)外総構堀の外側に位置。東は塩屋(しおや)町・宗江寺(そうこうじ)町、西は古餌指(こえさし)町・堀川片原(ほりかわかたはら)町、北は堀川川除(ほりかわかわよけ)町、南は外総構堀を隔てて東御坊町に至る。両側町の地子町。西末寺(にしまつじ)町とも称し、浄土真宗西本願寺派の西末寺(現本願寺金沢別院)を中心に形成された町で、町名も西末寺門前に位置することにちなむ。西末寺の当地建立は元和元年(一六一五)とも寛永一一年(一六三四)とも伝えられ(金沢古蹟志)、「国事雑抄」に慶安二年(一六四九)、「権現堂町・両末寺町其外町並つゝき、町を立有之」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報