西新開村(読み)にししんがいむら

日本歴史地名大系 「西新開村」の解説

西新開村
にししんがいむら

[現在地名]天明町内田うちだ 西新開

水田地帯にあり、東は横手手永の五町新開ごちようしんかい(現飽田町)、北は上内田かみうちだ村に接する。明徳五年(一三九四)二月六日の野嶽別当聡祐宛行状(渋谷氏所蔵文書)に「肥後国河尻庄内新開等事」として「新開拾町分」と「本田壱町」が宮山の西道入道に宛行われている。

慶長一二年(一六〇七)検地帳によると田二〇町五反二畝余、うち上田二〇町二反一畝余、畠一町二反四畝余、屋敷八反八畝余、分米二八三石二斗余、家数一六、男二四・女一七、牛三、桑九とある。銭塘手永に属し、宝暦一一年(一七六一)の下ケ名寄帳では惣畝数一六町一反六畝余、うち給地が一五町八反三畝余で、他は御郡間・御寄下などである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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