西森山古墳(読み)にしもりやまこふん

日本歴史地名大系 「西森山古墳」の解説

西森山古墳
にしもりやまこふん

[現在地名]山陽町穂崎

南面する帆立貝式の古墳で、後円部径約六〇メートル、全長約八〇メートル。両宮山りようぐうざん古墳のすぐ前に位置していることから、陪冢の一つと考えられている。墳丘の周辺には広い周庭帯がめぐる。両宮山古墳と異なり、周囲から円筒埴輪破片が検出されていて、墳丘に埴輪を有していたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android