山陽町(読み)さんようちよう

日本歴史地名大系 「山陽町」の解説

山陽町
さんようちよう

面積:三四・九六平方キロ

東は熊山くまやま町、西は御津みつ御津町、南は瀬戸せと町・岡山市、北は赤坂あかさか町。西に標高四五八メートルの本宮高倉ほんぐうたかくら山がそびえ、中部はすな川が南流し沖積平野を形成している。東と南には低い丘陵がある。県道岡山―美作線が、南西の旭川に最寄りの谷筋から中央部の砂川に至り、そこから北上する。砂川沿いの南へは県道西大寺―山陽線が通る。町の中西部丘陵上に山陽住宅団地、東北部丘陵上にさくら丘西おかにし住宅地が造成されている。農産物として白桃、マスカットカキなどがある。

備前最大の規模を有する前方後円墳の両宮山りようぐうざん古墳をはじめ、多数の古墳が分布する。律令時代の山陽道高月たかつき駅の所在地ともいわれ、備前国分寺もあった。


山陽町
さんようちよう

面積:八八・五二平方キロ

厚狭郡の西半を占め、東はくすのき町および小野田市、北は美祢みね市、西は下関市に接し、南は瀬戸内海に面する。

町の東部を厚狭川が南流し、中流に標高一〇〇―三五〇メートルぐらいの山に囲まれた厚狭盆地があって市街地厚狭を形成、その周りに水田地帯が広がる。海岸線には古開作ふるがいさくおき開作をはじめとする開作地が点在し、多く水田となっている。厚狭は交通の要衝で、国鉄山陽本線・国道二号が東西に通り、厚狭と美祢市・長門市をつなぐ国鉄美祢線および国道三一六号の南起点となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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