20世紀日本人名事典 「西沢隆二」の解説
西沢 隆二
ニシザワ タカジ
昭和期の社会運動家,詩人
- 生年
- 明治36(1903)年11月18日
- 没年
- 昭和51(1976)年9月18日
- 出生地
- 兵庫県
- 出身地
- 東京
- 別名
- 筆名=ぬやま ひろし(ヌヤマ ヒロシ)
- 学歴〔年〕
- 二高〔大正12年〕中退
- 経歴
- 大正15年中野重治、堀辰雄らとともに「驢馬」を創刊。のち政治運動に入り、昭和3年「戦旗」の創刊に参加。5年日本プロレタリア作家同盟書記長。6年共産党に入党、「赤旗」地下印刷を担当。9年治安維持法違反で検挙され、終戦まで獄中生活を送る。戦後は徳田球一の女婿となり、共産党中央委員、統制委員を歴任、文化活動を指導したが、宮本体制移行後の41年除名された。その後、毛沢東思想研究会を結成し、雑誌「無産階級」を主宰した。詩集「編笠」「ひろしぬやま詩集」のほか、「ぬやまひろし選集」(全10巻)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報