西洋酸桃(読み)せいようすもも

精選版 日本国語大辞典 「西洋酸桃」の意味・読み・例文・類語

せいよう‐すももセイヤウ‥【西洋酸桃】

  1. 〘 名詞 〙 バラ科の落葉小高木。ヨーロッパ南部、西アジア原産。幹は高さ八メートルぐらいになる。葉は楕円形で、細かい鋸歯(きょし)があり長さ五~一〇センチメートル。花は春、葉と同時か、やや遅れて出る。花径二・五センチメートルぐらいの五弁花で白色果実核果で楕円形。外来品種として日本で栽培されるスモモの多くは、本種とニホンスモモの雑種から作り出されたもので、ビューティ、ローズ‐プラム、サンタ‐ローザ、ソルダム、シュガー‐プルーンなどが代表的。漢名、洋李。ヨーロッパすもも。ドメスチカすもも。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「西洋酸桃」の解説

西洋李 (セイヨウスモモ)

学名Prunus domestica
植物。バラ科の落葉小高木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の西洋酸桃の言及

【スモモ(李)】より

…主要品種にはビューティ,大石早生(わせ),サンタローザ,フォーモーサ,大石中生(なかて),ソルダム,レートソルダムなどがある。 スモモ亜属は北半球温帯に約30種が分布し,野生種の果実は調理の味つけや果実酒に利用されるが,ヨーロッパで栽培されてきたものにセイヨウスモモ(ヨーロッパスモモともいう)P.domestica L.(英名garden (European) plum)がある。ニホンスモモと一括してスモモと扱われることも多い。…

※「西洋酸桃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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