西洗馬村
にしせばむら
[現在地名]朝日村西洗馬
江戸時代の松本藩領に属し、のち高遠領となる。鎖川下流の段丘上の村で、南部は山地であるが北に広い耕地をもつ。北西は古見村、西は小野沢村に接する。
古代の洗馬牧の牧司のいた個所と考えられ、洗馬庄もこの地域まで及んでいたとみられる。天正検地の際は、三一三石二斗九升四合と高付けされ、元禄三年(一六九〇)の検地の際は四〇五石七斗六升九合、同一五年には同高のまま高遠領に編入され、天保郷帳では六一一石四斗一合一勺となっている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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