山懐(読み)ヤマフトコロ

精選版 日本国語大辞典 「山懐」の意味・読み・例文・類語

やま‐ふところ【山懐】

  1. 〘 名詞 〙 山間のくぼんで、ふところのように入り込んだ所。山に囲まれた奥深い所。山のふところ。
    1. [初出の実例]「よのなか人も詣でき通はぬ山ふところに、いかで入らせ給へるならん」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android