西神ニュータウン内遺跡群(読み)せいしんにゆーたうんないいせきぐん

日本歴史地名大系 の解説

西神ニュータウン内遺跡群
せいしんにゆーたうんないいせきぐん

[現在地名]西区樫野台六丁目・春日台九丁目など

明石川中流域にあって、同川と支流櫨谷はせたに川とに挟まれた標高七〇―一〇〇メートルの丘陵上に立地する。造成地は約九〇〇ヘクタールに及び、遺跡分布は両河川に面した丘陵突端部に多い。建設予定地内には約一〇〇ヵ所の調査対象地点があり、昭和四五年(一九七〇)から断続的に発掘調査が実施されている。弥生時代中期から集落形成が認められ、弥生墳墓、古墳時代集落跡・古墳、鎌倉時代の窯跡などが発見された。弥生時代の集落は中期前半の第四七号地点遺跡を最古とし、中期後半の第三八号・第五〇号・第六二号・第六五号地点遺跡などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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