普及版 字通 「覈」の読み・字形・画数・意味
覈
19画
(異体字)
21画
[字訓] かんがえる
[説文解字]
[字形] 会意
襾(か)+(きよう)。襾は賈のように上からものを覆う形。は架屍を殴(う)ってその呪能を責め、徼(もと)めるところを実現させようとする呪儀をいう。〔説文〕七下に「實(まこと)にするなり。事を考へて襾(かさく)し、其の辭を邀して實を得るを覈と曰ふ」とし、別体としてを録するが、雨に従う理はなく、その字は譌形。声の字は、すべて架屍を殴つ呪儀を示すもので、これによって呪霊を激し、これを邀(むか)え、またこれを覈験することをいう。
[訓義]
1. かんがえる、しらべる、あきらかにする。
2. きびしい、あきらめただす。
3. 核と通じ、さね。
4. 骸と通じ、ほね。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕覈 ツバヒラカ・マコト・タダス・シルシス 〔字鏡集〕 カンガフ・タダス・アキラム・アキラカニ・アラハス・キハム・シルス・タタカフ・カクス・ムナシ・アナ/覈 ツバビラカ・アキラム・キハム・タダス・マコト・ハカリ・シルス・シルシス・アナグル・カネ
[熟語]
覈究▶・覈挙▶・覈見▶・覈験▶・覈考▶・覈査▶・覈実▶・覈正▶・覈物▶・覈弁▶・覈問▶・覈要▶・覈理▶・覈領▶・覈論▶
[下接語]
究覈・窮覈・研覈・検覈・考覈・校覈・刻覈・細覈・実覈・詳覈・慎覈・審覈・推覈・精覈・覈・討覈・品覈・明覈・練覈
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報