覈実(読み)かくじつ

精選版 日本国語大辞典 「覈実」の意味・読み・例文・類語

かく‐じつ【覈実】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 事実を調査して、明らかにすること。
    1. [初出の実例]「毎年戸口の数を覈実して是を官に納む」(出典:日本風俗備考(1833)四)
  3. 確かなこと。確実。
    1. [初出の実例]「証拠覈実、今其請を允す」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「覈実」の読み・字形・画数・意味

【覈実】かくじつ

事実をしらべる。〔抱朴子、明本〕夫れ(司馬の洽聞なる、旁(あまね)く幽隱を綜(す)ぶ。事物臧否(ざうひ)(善悪)を沙汰し、古人正を覈實す。其の論するや、實に自然に原本し、其の襃貶するや、皆至理に準す。

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