見え渡る(読み)ミエワタル

デジタル大辞泉 「見え渡る」の意味・読み・例文・類語

みえ‐わた・る【見え渡る】

[動ラ五(四)]一面に見える。どこまでも見える。「広大な眺望が―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「見え渡る」の意味・読み・例文・類語

みえ‐わた・る【見渡】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 全般にわたって見える。一面に見える。
    1. [初出の実例]「浦ちかく立つ朝霧はも塩焼く煙とのみぞみえわたりける」(出典:班子女王歌合(893頃))
  3. 一見してそれとわかる。見て推察される。
    1. [初出の実例]「酒ひとつもるべし是へと、見へわたりて吸筒もなく、不思議ながらちかふよれば」(出典:浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)二)
  4. 身のまわりにある。
    1. [初出の実例]「見えわたりたる諸道具を取さばきの奉公也」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)四)

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