みえ‐きこ・ゆ【見聞】
- 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙
- ① 見えたり聞こえたりする。
- [初出の実例]「しいでたるわざ、いひいでたる事のなかに、げにとみえきこゆることなき、いと見おとりするわざなり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蛍)
- ② 見受けられ、また、評判になる。
- [初出の実例]「おどろおどろしくみえきこえしかど」(出典:たまきはる(1219))
- ③ ( 上代の受身の助動詞「ゆ」の意が残っているもの ) 見られたり聞かれたりする。
- [初出の実例]「なかなかいふかひなきさまをみえきこえ奉らむは、猶つつましくぞありける」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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