見出づ(読み)ミイズ

デジタル大辞泉 「見出づ」の意味・読み・例文・類語

み‐い・ず〔‐いづ〕【見出づ】

[動ダ下二]
見つける。発見する。
「いかでかかる古代の物を―・で給ひつらむ」〈落窪・一〉
内側から外を見る。
うちはを手まさぐりにして―・でてしたり」〈浜松・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「見出づ」の意味・読み・例文・類語

み‐い・ず‥いづ【見出】

  1. 〘 他動詞 ダ下二段活用 〙
  2. 見つけだす。発見する。
    1. [初出の実例]「いときよらなる緑衫(ろうさう)のうへのきぬを見いでてやるとて」(出典伊勢物語(10C前)四一)
  3. 内から外を見る。ながめる。
    1. [初出の実例]「むすめの君は、帳のかたびらすこし捲き上げて、うちわを手まさぐりにして、見いでて臥したり」(出典:浜松中納言物語(11C中)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android