見合す(読み)ミアワス

精選版 日本国語大辞典 「見合す」の意味・読み・例文・類語

み‐あわ・す‥あはす【見合】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙みあわせる(見合)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
    1. みあわせる(見合)
      1. [初出の実例]「顔を見合すあら男」(出典:浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)長者経)
    2. みあわせる(見合)
      1. [初出の実例]「町並と見合ば、三尺ばかりたて出すにまぎれなし」(出典:浮世草子・本朝桜陰比事(1689)二)
    3. みあわせる(見合)
      1. [初出の実例]「酒も乱れ四人共によろつく時分を見合〈略〉一時に飛付組たりけり」(出典:飛騨国治乱記(17C前か))
    4. みあわせる(見合)
      1. [初出の実例]「進退棒にふって行露〈西六〉 乗物まて世間見合す花盛〈西鶴〉」(出典:俳諧・西鶴五百韻(1679)何鞠)
    5. 結婚させる。めあわせる。
      1. [初出の実例]「幸ひ左七をお房に見合はす上は、家相続は気遣ひない」(出典:浄瑠璃・糸桜本町育(1777)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android