長者経(読み)チョウジャキョウ

デジタル大辞泉 「長者経」の意味・読み・例文・類語

ちょうじゃ‐きょう〔チヤウジヤキヤウ〕【長者経】

富豪になる秘訣経文に似せて書いたもの。
「―とて、寺に伝はる縁起の目録聞かせたい」〈浄・博多小女郎

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精選版 日本国語大辞典 「長者経」の意味・読み・例文・類語

ちょうじゃ‐きょう チャウジャキャウ【長者経】

〘名〙
① 経文に似せて、富豪になる秘訣(ひけつ)を書いたもの。
※浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)上「何やら知れぬ懐帳〈略〉長者経となぞらへて、声張り上て読みにけり」
浮世草子好色二代男(1684)一「鎌倉屋の何集、分限長者経にも入り」

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