見所の高懸(読み)けんじょのたかがけ

精選版 日本国語大辞典 「見所の高懸」の意味・読み・例文・類語

けんじょ【見所】 の 高懸(たかがけ)

  1. ( 高所から物を見ることの意から ) 物事に介入しないで傍観者でいること。また、その立場で無責任なことを言うこと。
    1. [初出の実例]「只五十歩に止まる者、百歩に走るを咲(わら)ふが如く、見所(ケンジョ)の高懸(タカカケ)とかやの風情して加様の事を申す共」(出典太平記(14C後)三九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android