デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「覚日尼」の解説 覚日尼 かくにちに ?-? 鎌倉-南北朝時代の女性。出雲国造(くにのみやっこ)で杵築(きづき)大社神主である出雲泰孝と結婚,孝時(のりとき)を生む。孝時は父の両職をつぐ。建武(けんむ)2年(1335)末子の貞孝に跡をゆずろうとする孝時に,覚日尼は一代限りを条件に3男の清孝を推し,みとめさせた。のち清孝は条件をまもらず,国造家は千家と北島の2家に分裂した。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例