観世雅雪(読み)カンゼ ガセツ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「観世雅雪」の解説

観世 雅雪
カンゼ ガセツ


職業
能楽師(観世流シテ方)

肩書
観世流分家銕之丞家7代目,銕仙会理事

本名
観世 織雄

別名
幼名=茂,前名=観世 銕之丞(7代目)(カンゼ テツノジョウ),雅号=観世 清房(カンゼ キヨフサ)

生年月日
明治31年 4月11日

出生地
東京

経歴
5代目銕之丞紅雪の四男に生まれ、長兄・6代目銕之丞の養嗣子となり、織雄と改名。昭和22年養父銕之丞が華雪と改名の際、7代目銕之丞を襲名。宗家後見役の華雪を補佐し、観世流内の指導者として重きをなした。また、長男寿夫、四男・静夫(のち8代銕之丞)とともに銕仙会を主宰した。32年より日本能楽会会員。55年隠居し雅雪と改名。

受賞
芸術選奨文部大臣賞〔昭和46年〕 勲四等瑞宝章〔昭和44年〕

没年月日
昭和63年 8月22日 (1988年)

家族
父=観世 紅雪(5代目銕之丞),養父(長兄)=観世 華雪(6代目銕之丞),長男=観世 寿夫(能楽師),二男=観世 栄夫(能楽師),四男=観世 銕之丞(8代目),孫=観世 銕之丞(9代目)

伝記
花は心―観世華雪 雅雪 寿夫 銕仙会 編(発行元 白水社 ’90発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「観世雅雪」の解説

観世 雅雪
カンゼ ガセツ

大正・昭和期の能楽師(観世流シテ方) 観世流分家銕之丞家7代目;銕仙会理事。



生年
明治31(1898)年4月11日

没年
昭和63(1988)年8月22日

出生地
東京

本名
観世 織雄

別名
幼名=茂,前名=観世 銕之丞(7代目)(カンゼ テツノジョウ),雅号=観世 清房(カンゼ キヨフサ)

主な受賞名〔年〕
勲四等瑞宝章〔昭和44年〕,芸術選奨文部大臣賞〔昭和46年〕

経歴
5代目銕之丞紅雪の四男に生まれ、長兄・6代目銕之丞の養嗣子となり、織雄と改名。昭和22年養父銕之丞が華雪と改名の際、7代目銕之丞を襲名。宗家後見役の華雪を補佐し、観世流内の指導者として重きをなした。また、長男寿夫、四男・静夫(のち8代銕之丞)とともに銕仙会を主宰した。32年より日本能楽会会員。55年隠居し雅雪と改名。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android