デジタル大辞泉 「観世」の意味・読み・例文・類語 かんぜ〔クワンゼ〕【観世】 能楽師の姓の一。シテ方のほか、小鼓方・大鼓方・太鼓方にこの姓がある。1 「観世流」「観世座」の略。2 「観世水」の略。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「観世」の意味・読み・例文・類語 かんぜクヮンゼ【観世】 [ 1 ][ 一 ] =かんのん(観音)[ 一 ][初出の実例]「観世と号し北流へむすこ行」(出典:雑俳・柳多留‐九二(1827))[ 二 ] =かんぜざ(観世座)[ 2 ] 〘 名詞 〙① =かんぜりゅう(観世流)[初出の実例]「太閤御代世間に繁昌して能太夫余多ありといへとも金春観世最上たるも右の訳故也」(出典:随筆・猿楽伝記(1736‐41頃か)上)② 「かんぜより(観世縒)」の略。[初出の実例]「ゆはへつけたるこよりさへ、くはんぜにあらぬくはんじんのへい」(出典:浄瑠璃・狭夜衣鴛鴦剣翅(1739)四) かんぜクヮンゼ【観世】 能楽師の姓の一つ。→観世流 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例