…その後紅葉らから離れて《文学界》同人に近づき,樋口一葉とも知ったが,作風にも変化を見せ95年の《書記官》《うらおもて》などで観念小説の代表者と見られた。明治30年代には,紀行《ふところ日記》のほか,地方農村の封建性にふれた大作《観音岩》その他があり,のち自然主義的傾向も見せたが,1908年6月自殺。【岡 保生】。…
※「観音岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...