角を倒さぬ(読み)かどをたおさぬ

精選版 日本国語大辞典 「角を倒さぬ」の意味・読み・例文・類語

かど【角】 を =倒(たお)さぬ[=絶(た)やさぬ・=潰(つぶ)さぬ・=崩(くず)さぬ]

  1. ( 器物衣類等が、古くなってもなお形をくずさないという意から ) 人が窮乏してもなお昔の体面を保つ。また、旧家が依然としてその格式を持ち続ける。
    1. [初出の実例]「天下悉く劉氏に帰して、草木までもなびくやうなるが、ちっとも、かどをたをさすして居たは淵明一人ぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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