体面(読み)タイメン

デジタル大辞泉 「体面」の意味・読み・例文・類語

たい‐めん【体面】

人が世間に対してもっている誇りや面目。世間てい。「体面を保つ」「体面を汚す」
[類語]世間体体裁外聞格好名誉名聞めいぶん面目めんぼく面子メンツ一分いちぶん沽券こけん声価信用信望しん信頼信任人望定評評判暖簾のれん覚え名望声望徳望人気魅力受け名声美名雷名見栄みえ面皮肩身

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精選版 日本国語大辞典 「体面」の意味・読み・例文・類語

たい‐めん【体面】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 外から見える様子。体裁(ていさい)ありさま。姿。
    1. [初出の実例]「雑にして統なきは、即是実録の体面なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉例言)
    2. [その他の文献]〔朱子全書‐易綱領下〕
  3. 世間に対する体裁。面目。みえ。世間体。
    1. [初出の実例]「人々自己の体面(〈注〉メンボク)を存するの力」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一)

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普及版 字通 「体面」の読み・字形・画数・意味

【体面】たいめん

体裁。名誉。明・張居正〔松江兵憲春台に答ふ〕僕、上は國家の體面を惜しみ、下は友の爲に怨業を(せう)せんと欲す。君子なることを知る。故に敢て以て聞(ぶん)す。

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