日本歴史地名大系 「角助堤」の解説 角助堤かくすけつつみ 秋田県:山本郡山本町森岳村角助堤[現在地名]山本町森岳森岳(もりたけ)南部の湿地帯にある沼。長径は東西に一キロ余、南北に八〇〇メートル余。三種(みたね)川の南岸、角助堤の西にかつての森岳(もりおか)村支郷槻田(つきだ)・泉八日(いずみようか)・昼根(ひるね)がある。「六郡郡邑記」に「泉八日村 貞享三年土民角助忠進開仕、森岡村引移」「昼根村 泉八日村開の節森岡村移」とある。両村の開発に沼水を利用したことは地形的にみて確実で、角助堤の成立も貞享三年(一六八六)と思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by