角助(読み)カクスケ

デジタル大辞泉 「角助」の意味・読み・例文・類語

かく‐すけ【角助】

江戸時代武家下男やっこ通称中間ちゅうげん角内かくない
年季の―つゑひっさげ、露地の中に走り入る」〈浄・鑓の権三

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精選版 日本国語大辞典 「角助」の意味・読み・例文・類語

かく‐すけ【角助】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、中間(ちゅうげん)や下男の通称。角内(かくない)
    1. [初出の実例]「見たもなきうそ吹かほはさん三郎 月のよ風呂にあかを角(カク)すけ〈吉勝〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)二)
    2. 「御紋付の傘、角助がさし掛」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)一)
  3. ( 長方形銀貨であるところから ) 二朱銀をいう、近世芝居社会の語。南鐐(なんりょう)一片。〔南水漫遊拾遺(1820頃)〕

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