触三百目(読み)さわりさんびゃくめ

精選版 日本国語大辞典 「触三百目」の意味・読み・例文・類語

さわり【触】 三百目(さんびゃくめ)

※浄瑠璃・霊験宮戸川(1780)五「殊に寝たと申すではなし、本のさはり三百(メ)、金に直して五両簡、お暇まをすとしょげになり」
② (「三百目」は間男首銭(くびせん)としての銀三百匁のこと) 密通した男をののしっていう語。
歌舞伎傾城倭荘子(1784)三「サア、その障り三百目、この世は蛇に責められても、無間皮かむりの和尚様めと嬶めを、のめのめと添はさうか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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