三百目(読み)さんびゃくめ

精選版 日本国語大辞典 「三百目」の意味・読み・例文・類語

さんびゃく‐め【三百目・三百匁】

  1. 〘 名詞 〙 一匁の三〇〇倍。特に銀貨で一匁の三〇〇倍。金五両にあたり、江戸時代間男の示談料とされた。
    1. [初出の実例]「はやしに一ばい三百目の借り手形」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)一)
    2. 「をを女房の開帳なら先づ三百目持ってこい」(出典:浄瑠璃・心中二つ腹帯(1722)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む