精選版 日本国語大辞典 「言ずもがな」の意味・読み・例文・類語 いわ【言】 ず もがな ( 「もが」は願望の意を表わす助詞。「な」は感動の助詞 )① 言葉に表わさないほうがいいと思われること。言わでもの事。[初出の実例]「問ず語りの聞ぐるしく、言(イハ)ずもがなと思(おぼ)さんが」(出典:人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)初)② 言うまでもないこと。わかりきっていて今さら言う必要のないこと。言わでもの事。[初出の実例]「露店が並むで立食の客を待ってゐる。売ってゐる品(もの)は言はずもがなで」(出典:忘れえぬ人々(1898)〈国木田独歩〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例