訓谷村
くんだにむら
[現在地名]香住町訓谷
佐津川を挟み無南垣村の対岸東方にある。北東は訓谷湾に面し、南は米地村。弘治三年(一五五七)の「但馬国にしかた日記」では「くん谷村」とあり、当地には長殿様・「ふなこし殿」・兵藤伯耆殿・沼田殿などが住し、「べつとう無りやう寺」や実相寺・薬師院などの寺坊があった。近世の領主の変遷は丹生沖浦村に同じ。慶長一八年(一六一三)の小出吉英所領目録(金井文書)に村名がみえ、高四八七石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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